今日も博士に聞いてみたいことがあってきたよ。
昔からある、「遠くを見ると目が良くなる」っていう話は博士も聞いたことあるでしょ?
あの話って本当なのかなぁ〜と思って。
確かに昔から言われてることじゃな。
目が良くなる効果はあるのかなぁ?
遠くを見るようにしてるけど、イマイチよくわからないんだよね。
そうじゃろうなぁ。
目が良くなるっていうのは、言いすぎじゃからのぉ。
え?てことは、視力はあがらないの?
うむ。残念じゃが、視力アップの効果は見込めんのぉ〜。
特に大人になってからでは、遠くを見る程度のことで目が良くなるなんてことはないじゃろうなぁ。
ちぇ~。目が良くなる効果は期待できないってのはわかったよ。
でも、遠くを見ることでなにかしらのいい効果はあるんでしょ?
それをまとめて教えてよ〜。
そうじゃな、目の疲れ解消や近視の予防には効果があると思うぞ。
近くを見る時には目の中の筋肉を緊張させてピントを合わせるんじゃが、遠くを見る時には逆に目の中の筋肉の緊張がほぐれるんじゃよ。
つまり、目を休めることになるんじゃ。
じゃから、目が疲れた時にやると疲れがとれやすくなったり、眼精疲労でおこる近視の予防になるというわけじゃ。
ちなみに、この話と同じような話で「緑色を見ると目が良くなる」っていうのも、視力回復の効果は見込めんのじゃよ。
えっ!?そうなの?それも信じてたのに~。
あの話は本来、「遠くを見ると目に良い」っていうのと同じ意味なんじゃ。
遠くを見る時ってだいたい景色を見るじゃろ?例えば山や木や田んぼなどを見る。
景色には緑色が多いんじゃよ。そこから「緑色を見ると目に良い」っていう意味に変わったようじゃ。
だから、元々の意味はほとんど同じというわけじゃ。
なるほどね~。でも緑色はリラックス効果とかあるよね?
そうじゃな、リラックス効果はあるかもしれん。
ただし、目が良くなるわけではないがのぉ。
もし、遠くを見て目を休めたいな~と思ったら、山とかうんと遠くじゃなくても十分じゃ。
3mくらい先でも良いんじゃよ。
まとめ
- 大人になってからでは、遠くを見るくらいで、目は良くならない
- 遠くを見ることで、目の疲れの回復、近視の予防などには効果がある
- 「緑色を見ると目が良くなる」っていうのも、同じように効果は見込めない
- 目を休めるために遠くを見るのは、3mくらい先を見るので十分
遠くを見たり、緑色を見るだけでは、本当の意味では視力回復効果は見込めないかもしれんのぉ。
だが目の疲れの回復を早めてくれるし、近視の進行を抑えることにつながる。
目の疲れからくる一時的な近視状態であれば、サプリメントなどとの組み合わせによって大きな力になる可能性は十分にあるじゃろう。
やってみるだけの価値はあるぞ。