老眼を悪化させる行動かぁ~。
多分目を疲れさせるのは良くないだろうから・・・後はどんなのがあるかなぁ・・・
メガネルコちゃん、何か悩んでいるようじゃな。
あ!博士!やっときた!
実は老眼を悪化させる行動をテーマに今度企画をやろうと思ってて、博士何か教えて~!
いいじゃろう。老眼が悪化する要因は日常生活にあることが多んじゃ。
わしが老眼を悪化させないために対策をとって欲しいと思う行動は4つあるから、今日はそれぞれ教えよう。
お願い博士~!
若くても老眼のような症状を感じる人が増えている
現代ではスマホやパソコンなどの普及により、比較的若いうちから老眼のような症状を自覚する人が増えているようです。
最近では、これらの症状をさす「スマホ老眼」という言葉もできました。
スマホ老眼は、実際に老眼であるわけではなく、老眼のような症状が目の疲れによって一時的にでてしまうものです。
このスマホ老眼になっている人は、老眼の進行を早めると言われています。
でも、老眼の自覚症状がでるのが早まったり、老眼を悪化させてしまう要因は、スマホやパソコンなどの目の酷使によるものだけではありません。
今回は老眼を悪化させる4つの行動を紹介します。
老眼が悪化する要因を知って、老眼の進行を遅らせ、症状を軽減して、クリアな視界をなるべく長く保つために役立ててくださいね。
老眼で認知症のリスクが高まる!?
老眼の悪化が及ぼす影響は、単純に目が悪くなって見えにくくなるだけではありません。
老眼で見えにくくなったものを目が頑張って見ようとするために眼精疲労につながり、頭痛や肩こりなどの体調不良をまねくこともあります。
さらには認知症のリスクが高まるという研究結果もでているのです。
これはアメリカの医学情報誌で発表されたもので、高齢者625人に対し約10年間調査をおこなったそうです。
その研究によると、視力が「きわめて良い」「とても良い」と回答した人たちは、そうでない人たちより認知症リスクが約63%も低いという結果がでました。
また、眼科で治療を受けた人たちは、そうでない人たちよりも認知症リスクが約64%も低くなったそうです。
つまり、老眼などで目が悪くなった状態を放置すると、視力が良い人や眼科で治療を受けた人に比べ比べ認知症のリスクが高まるということ。
これは、目が悪くなることによって目からえることのできる視覚情報が減り、脳への刺激が減って脳が衰えてしまいやすくなるためだと考えられています。
老眼は認知症のリスクを高めるなんて知らなかったなぁ。
老眼はいづれなるものと覚悟してたけど、やっぱりなるべく目が良いことにこしたことはないね。
そうじゃなぁ。
確かに老眼は誰もがなるものじゃが、老眼がどこまで悪化するかは本当に個人差があるんじゃよ。
ちゃんと対策をとれば、少し近くが見にくいなぁ程度であまり老眼が進行しない人もおるんじゃ。
逆に悪化すれば、老眼鏡なしでは近くのものがぼやけすぎて全然見えないなんてことにもなりえる。
認知症になると個人だけの問題ではなくなるし、早めに個々で対策をしていきたいところじゃ。
注意!老眼を悪化させる4つの行動とは?
では、老眼を悪化させる4つの行動を紹介していきます。
あてはまるものが多い人は、老眼の悪化をなるべくふせぐために早めに対策することをオススメします。
目を酷使する
目を使うことが多く、回復が追いつかないほど目を酷使すると、目の中にある毛様体が凝り固まってしまい筋力低下をまねきます。
毛様体の筋力低下は老眼を早める原因となり、目を酷使することが老眼を悪化させてしまうことにつながってしまいます。
特に下記の習慣がある人は注意しましょう。
- スマホやパソコンを良く使う
- 本や新聞を長時間読むことが多い
- ゲームを長時間おこなうことが多い
- 猫背など姿勢が悪い
紫外線をあびることが多い
目の中にある水晶体が紫外線を浴びてしまうと、活性酸素が発生し、水晶体の硬化の要因となります。
水晶体の硬化は、毛様体の筋力低下と並ぶ老眼が悪化する原因のひとつです。
生活する上で紫外線を完全に防ぐことは不可能ですが、目には直接当たらないようにサングラスなどで対策をとるのが有効です。
野菜不足の食生活
食事が肉ばかりなど、野菜不足も老眼を悪化させる要因となります。
野菜(特に緑黄色野菜)には、活性酸素を減少させてくれるビタミンBやC、E、βカロテンなどが含まれています。
野菜が不足すると、活性酸素の影響をそのまま受けてしまい、水晶体の硬化が早く進行してしまいます。
そのため、バランスの良い食事をしている人に比べると、野菜をとらず偏った食事をしている人は老眼が悪化しやすい傾向にあります。
老眼を放置している
実は老眼を放置するのが、もっとも老眼を悪化させる要因となります。
老眼の自覚症状がない時には、老眼鏡もかけないと思います。
しかし、実際には毛様体や水晶体は確実に衰えている状態です。
その状態でも、目は近くのものも頑張ってみようとするため、毛様体に負担がかかってしまいます。
そうなると老眼が悪化するだけでなく、眼精疲労や視力自体の低下、肩こりや首こり、食欲減退、頭痛、吐き気などの症状がでる原因となってしまうのです。
また、見えにくいため目を細めるクセがつきやすく、乱視の原因にもなります。
特に、もともと目が良かった人ほど裸眼でいいと頑張ってしまいがちなので注意が必要です。
近くのものをみる時には老眼鏡をかけて、目の負担を軽くしてあげましょう。
老眼の悪化する要因は日常生活にあることが多い。
老眼が悪化すると体の不調にもつながるから、意識的に老眼を悪化させない生活習慣に変えていくことが大切じゃ。
老眼の悪化させないためには早い段階で対処することが大切
老眼を悪化させないためには、なるべく早い段階で対策をとるのが一番効果的です。
老眼かも?と思ったら、早めに眼科を受診しチェックしてみましょう。