博士〜、友達に「どこまで視力が悪くなったら、メガネとかコンタクトレンズをつけるの?」って聞かれたの。
「視力◯◯以下は、絶対に視力矯正をしなさい!」 みたいな目安ってないの?
「視力が◯◯以下だから絶対に視力矯正」というのはないのぉ。
実は視力というのは、曖昧なものなのじゃよ。
なんせ、その時の体調や疲労具合、モチベーションや天気でも変わるくらいじゃからのぉ。
え!せめて目安的なものくらいあるでしょう?
教えてよ博士~。
ふむ。では目安になるが、詳しく話そうかのぉ。
そもそも視力矯正とは?
そもそも視力矯正とは、メガネやコンタクトレンズをつけて視力を矯正することを言います。
この状態で測った視力を矯正視力と言い、何もつけず裸眼の状態で測った視力を裸眼視力と言います。
視力矯正が必要な基準は明確にはありません。
視力矯正が必要な目安は?
目安としては、両目で視力0.7を下回ったら視力矯正が必要と言われています。
というのも、運転免許などで必要な視力が両目で0.7のためです。
片目で0.7見えていなくても、もう一方の目が0.7見えていれば問題ありません。
ただし、極度に左右の目で視力差があると目の疲れを強く感じることがあります。
この場合は、視力差を少なくするために視力矯正をすすめる場合もあります。
「視力が1.0以上あったほうが良い」というようなイメージもあるようじゃが、必ずしも矯正視力が1.0以上必要なわけじゃないんじゃ。
度をあげすぎて目が疲れてしまっては、本末転倒じゃからのぉ。
どのくらい視力を矯正した方が良いの?
矯正視力をどの程度までもっていくかは、その人のライフスタイルによって変わります。
車の運転や仕事などで遠くまで見える必要がある場合は、0.7以上になるよう視力矯正が必要でしょう。
しかし、デスクワークなど基本的に手元の作業がほとんどの人は、比較的低い視力矯正の方が適していると言えます。
極端な話、特に高い矯正視力が必要でなく、目が疲れるようであれば、矯正視力が0.5でも問題ありません。
メガネルコちゃんは、眼科やメガネ屋さんで赤と緑のテストをしたことがあるかのぉ?
あれでしょ~!赤と緑の背景が横並びなってて、黒でも字とか円が書いてあるやつ。
あのテストは「レッド・グリーンテスト」といって、視力矯正後に度が強すぎないかのチェックにも使われるじゃよ。
赤の中の図や文字の方が濃くハッキリと見えればレンズの度数が弱い、緑の中の図や文字の方が濃くハッキリと見えればレンズの度数が強いという目安になるんじゃ。
へぇ~、知らなかった。度数が強すぎると目が疲れる以外に何か問題があるの?
目に対して必要以上にレンズの度が高いと、目の疲れの原因になるだけじゃなくめまいや視力の悪化をまねくこともあるんじゃ。
なるほどね。自分が一番疲れない度数のラインを見つけることが大事なんだね。
まとめ
- 視力矯正が必要な視力の目安は、両目で0.7以下
- 視力矯正に明確な基準はないが、目が疲れずライフスタイルにあった視力矯正をすることが大切
- 目に対して度数が強すぎても目には悪い
日常生活で特に不便を感じなければ視力矯正は必要ない。
学生なら黒板の文字が見えていれば問題ないじゃろう。
ただし、見えなくて目を細めてしまうようなレベルなら視力矯正が必要じゃ。
目を細める行為は乱視の原因になり、よくないからのぉ。
視力が落ち始めたと感じる人は、これ以上視力が落ちないようにすることも大切じゃ。
それに近視のなり始めであれば、視力が回復する可能性は十分ある。
生活環境の改善や目に良い成分の入っているサプリメントで、目を良くする環境を整えよう。