今日は、屈折性近視(くっせつせいきんし)と軸性近視(じくせいきんし)について話しをしよう。
なるべく専門的な言葉を使わないように説明しようかのぉ。
えぇ〜っと、確か屈折性近視は仮性近視とも呼ばれてて、軸性近視は真性近視とも呼ばれてたよね？
真性近視って視力回復する可能性はあるんだっけ？
その２つは何が違うの？
詳しく教えて博士！
屈折性近視と軸性近視の違い
1. 屈折性近視の特徴
屈折性近視は、近視のひとつです。
目の表面にある角膜の屈折力が強すぎたり、目の中にあるレンズの役割をする部分（水晶体）が厚いまま元に戻らなくなってしまったために、ピントが目の中の網膜に合わなくなり、遠くが見えにくくなってしまう状態をいいます。
もともと近視ではなかった人がなる近視は、ほとんどがこちらの屈折性近視です。
この段階であれば、頑張り次第で視力回復の可能性があります。
2. 軸性近視の特徴
軸性近視は、眼球の奥行き（眼軸）が伸びた状態の近視のことです。
眼軸が伸びているために、ピントが目の中の網膜に合わなくなり、遠くが見えにくくなってしまいます。
遺伝による近視は、ほとんどがこちらの軸性近視と言われています。
屈折性近視と違い、軸性近視は目の中の筋肉や目の周りの筋肉を鍛えるといった視力回復トレーニングでは、ほぼ視力回復の効果がありません。
また、目の角膜や水晶体の異常が原因の近視ではないため、レーシック手術でも治すのが難しいと言われています。
視力回復センターで一般的に「近視が治った」といわれているほとんどのケースは、仮性近視か屈折性近視と呼ばれる近視のことなんじゃよ。
結構むずかしい内容かもしれないが、わかるかのぉ？
なるほどね～。違いとして大きいのは、屈折性近視は治る近視で、軸性近視は治らない近視ということだね。
自分が屈折性近視か軸性近視かは、どこでわかるのかな？
それは、最寄りの眼科で調べてもらえるはずじゃよ。
軸性近視だと大変じゃが、とりあえずは眼科でどちらかをハッキリさせた方がいいじゃろう。
まとめ
- 真性近視の中でも、屈折性近視は治る近視で、軸性近視は治らない近視といえる
- 軸性近視は遺伝性によることも多く、レーシック手術でも、治すのは難しい
軸性近視は難しいかもしれんが、屈折性近視なら治せる可能性はある。
視力回復のトレーニングやサプリメントなどで、少しずつでも視力回復にむけて頑張ってみてくれ。
