メガネルコちゃんの視力検査の結果じゃが、もしかして左目が悪かったりするかい?
わたしは、左目が悪いね〜。
でも、なんでわかったの?
目にも手と同じように、利き目(ききめ)というのがあるんじゃよ。
一般的に右利きの人の利き目は右なんじゃが、利き目を中心に生活する為、利き目の逆である左目の視力だけ悪くなることが多いんじゃよ。
利き目(ききめ)とは?
手や足と同じように、目にも使うのが得意な方の目があります。
その得意な方の目を「利き目」と言い、人は利き目でない方の目をもう一方の目が補う形で立体的に物を見ているんです。
普段は意識することのない利き目ですが、スポーツなどでは利き目を意識して競技をすることで、結果が変わることもあります。
利き目の調べ方
利き目は簡単に調べられます。
- 両手の人差し指と親指を使って輪をつくる
- 腕をめいっぱい伸ばし、輪の中の遠くの一点を見つめる(この時の見え方を覚えておきましょう)
- 目を片方づつつぶってみて、見え方が変わらないほうが利き目
私の利き目は右目みたい。
やっぱり左目が悪いのは利き目の逆だからかな?
でもどうして利き目の逆の目の視力が悪くなるんだろう?
なぜ利き目の逆の目の視力が悪くなる?
利き目の逆の目が悪くなる原因は、いくつか考えられています。
ひとつは無意識に利き目ばかり使ってしまうために、利き目と逆の目の筋力が衰え、ピントの調整がしにくくなってしまうというものです。
しかし、最近では無意識に遠くを見るのに利き目を使い、近くを見るのに利き目と逆の目を使ってしまうため、利き目と逆の目の筋肉がコリ固まってしまい、ピントの調整がしにくくなる、という説もあります。
左目が利き目の人も、もちろんいるんだよね?
やっぱり左利きの人の利き目は、左目なのかな?
それが、そうとは限らんようじゃ。
ただし、利き手と同じ方向の目が利き目のケースが圧倒的に多いようじゃがな。
ちなみに日本人は、右目が利き目という人が60%以上(80%以上のデータもある)といわれておるんじゃよ。
なんだか、利き目だけが疲れちゃいそうだね。
実は利き目じゃない方の目の方が問題なんじゃ。
片目だけの視力が悪くなってしまうと、視野がせまくなったり、姿勢がくずれたりするんじゃよ。
ほかにも左右の目で使っている筋肉量が違うから、顔の形のバランスにも差がでたり、遠近感や立体感がつかみにくくなったり、スピード感がわかりにくくなって運動や車の運転にも影響するんじゃ。
とにかく利き目ばかり使って、左右の視力の差が進行すると良くないというわけじゃな。
利き目の逆の目を鍛えるには?
利き目ばかりを使う生活をしていると、利き目と逆の目の視力がドンドン落ちてしまう可能性があります。
利き目ではない方の目の視力低下を防ぐには、意識的に使う目を逆にすることが大切です。
具体的には、遠くを見る時には利き目を手でふさいで、利き目と逆の目で見るようにします。
近くを見る時には、利き目と逆の目を手でふさいで、利き目で見るようにしてみましょう。
まとめ
- 無意識に利き目を中心に生活してしまうので、利き目の逆の視力が悪くなることが多い
- 利き手と同じ方向の目が利き目のケースが圧倒的に多い(ほとんど右目)
- 日本人は多くが右目が利き目のため、左目の方が視力が悪い人が多い
- 片側の視力のみ落ちると悪い影響があるので、視力が均等になるよう逆の目も意識的に使うようにする
利き目だけを使わず、左目(利き目の逆)も同じように使えるよう、意識してみよう。
また、これ以上の片目の視力低下を防ぐために、目を良くする生活習慣を心がけることも効果的じゃよ。