メガネルコちゃんは、ビルベリーの存在を知ってるかい?
ビルベリーって、ブルーベリーの強化版みたいなもの?
食べたことあるかはわからないけど、名前は聞いたことあるよ。
でも何が違うのかとか、どういう効果があるのかとかはよくわからないな~。
博士教えて~!
いいじゃろう。
今日はブルベリーよりも目を良くする効果のある、ビルベリーについて紹介するぞ。
ビルベリーはブルーベリーの先祖
ビルベリーはブルーベリーとよく似た品種で、ブルーベリーの原種とも呼ばれています。
ビルベリーは育てるのがとても難しいため栽培はされておらず、ほとんど北欧でしかとることができません。
ブルーベリーよりも紫色が濃く、潰すと指や歯にも強く色が残ります。
ヨーロッパでは歯の磨き方指導で使われることもあります。
博士、どうしてビルベリーは北欧でしかとれないの?
どうやらビルベリーが育つには、寒かったりして栄養不足の土壌で、紫外線が強い場所が適しているようなんじゃ。
北欧には1日中太陽がでている「白夜」という時期があるじゃろう?
ビルベリーはその白夜の時期に実をつけるんじゃよ。
太陽からでる強い紫外線から実を守るために、ビルベリーは天然色素の“アントシアニン”をたっぷりと蓄える性質をもっているんじゃ。
これがビルベリーの方が色が濃い理由でもあるんじゃよ。
アントシアニンって聞いたことある!
確か目に良い成分だったよね。
ビルベリーはブルーベリーより3倍目を良くする?
ビルベリーはその育つ環境から、ブルーベリーよりも2~3倍のアントシアニンを蓄えていると言われれています。
アントシアニンは、特に目の疲れや眼精疲労に効果があります。
また、茶タンニンやビタミンEと同じくらい強力な抗酸化作用があるため、老眼を遅らせる効果も期待できます。
アントシアニンを含む食べ物は、ビルベリー以外にもぶどうやプルーン、ナス、紫キャベツなどがあげられます。
しかし、これらの食品の中でも、もっともアントシアニンの含有量が多いはビルベリーです。
臨床試験にもブルーベリーではなくビルベリーが使用されていて、ヨーロッパでは医療品の成分としても認められています。
ビルベリーのアントシアニンが目を良くするメカニズム
私達がものを見た時、目の中の網膜で光を感じて視神経に伝わり、脳で認識をします。
その網膜で光を感じるために必要な物質に、「ロドプシン」というものがあります。
このロドプシンは通常は体内で合成されるものです。
しかし、目を使うとロドプシンはどんどん分解されてしまいます。
さらに、老化や栄養の不足によって合成機能も低下し、どんどん数が減っていってしまうのです。
そうなると、目のかすみやショボショボ、視力の低下や暗いところで見えにくくなったり、視野が狭くなったりといった不調がでてきます。
しかし、ビルベリーのアントシアニンには、このロドプシンの再合成を活性化する働きがあります。
そのため、ビルベリーのアントシアニンを摂取すると、目の疲れや視力回復の効果が期待できるのです。
ロドプシンの元となるビタミンAも一緒に摂取すれば、さらなるロドプシンを増やす効果が期待できます。
パソコンやスマートフォンを日常的に使う人もビルベリーを摂ろう
ビルベリーには、パソコンやスマートフォンなどの画面から発せられる、ブルーライトの影響を抑えてくれる働きもあります。
ブルーライトは、紫外線の次に強い光と言われており、様々な目への影響が懸念されています。
どこまでの影響があるかは未だ未知数の部分もありますが、現段階でも目の疲れや痛み、網膜疾患や加齢黄斑変性症などの病気や睡眠障害を引き起こす、原因の1つと考えられています。
ビルベリーのアントシアニンには、このブルーライトによるダメージを抑えてくれる効果が期待できるので、特に仕事でパソコンを使う方や、スマートフォンを利用する頻度の多い方は摂取するべきでしょう。
ビルベリーの目を良くする成分を効果的に摂取するには?
目を良くするのに効果的なビルベリー。
しかし、市場にはあまり出回っていません。
さらに、生の果実から食べて目を良くする有効成分を摂取しようと思うと、1日に40g(約30粒)も食べないとあまり効果が期待できません。
また、ビルベリーの実は酸味が強く、苦味もあり生で食べるには向いていない、というのが正直なところです。
そのため、ビルベリーのアントシアニンは、サプリメントで摂取するのがもっとも手軽と言えるでしょう。
サプリメントで摂取する場合は、ビルベリーエキスが1日で120mg以上摂取できるものを選びましょう。
ルテインやアスタキサンチン、DHAと一緒に摂取して効果がアップ!
栄養素には、組み合わせないと効果がないものや、相乗効果で効果がアップする組み合わせというものがあります。
目を良くする効果が期待できる成分は、ほかにもルテイン、アスタキサンチン、DHA、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群、ゼアキサンチン、メグスリノキ、亜鉛などがあります。
これらの成分をビルベリーエキスと一緒に摂取することで、さらなる相乗効果が期待できます。
さらに、カシス由来のアントシアニンはビルベリーには含まれていない種類のアントシアニンのため、カシスエキスと一緒に摂取するのも効果的です。
サプリメントを選ぶ時は、ビルベリー成分が入っているだけでなく、こういった目を良くする有効成分も含まれているものを選ぶようにしましょう。
メガネルコちゃんの言う通り、アントシアニンは目を良くするためにはかかせない成分じゃ。
目の疲れや視力回復以外にも、目に無数にある毛細血管を強くしてくれる効果もあるから、糖尿病による失明の予防や、老眼、白内障、緑内障などの予防にも良いんじゃ。
さらに、目を良くする以外にも血流を良くする効果や腸内環境を整える効果、美肌効果や花粉症予防の効果まであるんじゃよ。
わぁ~!ビルベリーってすごいんだね~。美肌や腸内環境を整える効果もあるなんて嬉しいなぁ。
ちなみにメガネルコちゃんは、ビルベリーのアントシアニンの研究が始まったきっかけを知ってるかい?
ううん。知らないよ~。
実は、第二次世界大戦中にビルベリーのジャムを好んで毎日食べていたイギリスのパイロットが、夜の飛行中に「薄明かりの中でも、物がはっきりと見えた」と証言したことから始まったそうなんじゃ。
昔からビルベリーの効果を感じている人がいたんだと思うと、なんだか感慨深いね~。
まとめ
- ビルベリーは北欧で採れるのブルーベリーの原種
- ビルベリーは栽培はされていない
- アントシアニンが多いのはブルーベリーよりビルベリー
- サプリメントはビルベリーエキス120mg以上のものを選ぶ
- 他の目を良くする成分を一緒にとると、さらなる効果が期待できる
- ビルベリーには目を良くするだけじゃなく、美肌や腸内環境を整える女性に嬉しい効果もある
ブルーベリーとビルベリーって似てるけど全然違うんだね!
ビルベリーのアントシアニンは自然由来のものだから、副作用の心配がないのもいいね。
そういえば、目を良くする効果をアップさせるには、ビルベリー以外の成分もとった方が良いって言ってたけど、結局どんなサプリをとればいいの?
うむ。ビルベリーエキスの含有量がもっとも多いのはめなりじゃ。
ビルベリーは170mgで、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、ビタミンB群、ビタミンCといった成分が含まれておる。
しかし、目を良くする成分がバランス良く入っているという点では、みやびのビルベリープレミアムαというサプリメントも負けておらんぞ。
ビルベリーは120mgで、ルテイン、アスタキサンチン、DHA、カシスエキス、メグスリノキ、亜鉛、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群まで入っているから申し分ないじゃろう。
ありがとう、博士!早速チェックしてみるね~!