今日は立体視について話をしていこうかのぉ。
メガネルコちゃんは立体視って何かわかるかい?
マジカルアイとか、そういった画像を見ることで鍛えられる力だったかなぁ。
確かに「マジカルアイ」という名で流行っておったな。
立体視とは、立体的に物を見る目の力のことなんじゃ。
立体視を鍛えれば視力自体も上がるの?
やはり目にどんな効果があるのかは、気になるところじゃな。
その辺を詳しく説明しようかのぉ。
立体視とは?
立体視とは、平面の絵から立体的に物を見ようとすることを言います。
立体視にはいくつかの方法がありますが、何も道具を使わず裸眼で見る方法を「裸眼立体視」と呼び、「平行法」「交差法」という特殊な見かたを用います。
平行法
画像より遠くに焦点をあわせて物を見る方法です。
やり方
- 目から力を抜く。ぼんやり見るイメージで、右目で右側、左目で左側の画像をみて、焦点を画像より少し奥に合わせるようにする。(画像の真ん中に下敷きなどを立てて見ると、強制的に視界が別れるのでやりやすい)
- 2枚に見えていた画像が中央で融合するように焦点をあわせていく。
- うまく重なるように頭を引いたり調整すると、画像が立体的に見える。
平行法用の立体視画像
交差法
画像より手前に焦点をあわせて物を見る方法です。
交差法では、左眼で右の画像を見て、右眼で左の画像を見ます。
視線が画像の前で交差するようなイメージです。
弱視や斜視、左右の裸眼視力が極端に異なるような人の場合、交差法の方が平行法よりも習得しやすいと言われています。
やり方
- 画像と目の間に指を1本立てる。
- 寄り目で指先を見て、視線はそのままに指を抜く。
- 焦点が合い、2枚見えている画像が重なれば立体的に見える。
交差法用の立体視画像
最初のうちは難しいと感じるかもしれんが、一度覚えてしまえば簡単に見えるようになるんじゃよ。
立体視で目を良くすることはできるのか?
立体視で目を良くすることができるのかについては、一部の人にしか効果がないと言えるでしょう。
実際、あまり目が良くなったという話は聞かないものの、確かに目が良くなったという人もいるのです。
というのも立体視では、焦点を近くにしたり遠くにしたりということしかおこなっていないので、できても「毛様体筋」という目の周りの筋肉をほぐす効果くらいなのです。
つまり、平行法によって「毛様体筋」をほぐせば、目が悪くなって数ヶ月程度の仮性近視であれば、目が良くなる可能性があります。
残念ながら軸性近視の目を良くすることは難しいでしょうが、視力が落ちたばかりという人なら目が良くなることもあるというわけですね。
最近視力が落ちた人くらいしか効果はなさそうだね~。
交差法では焦点を近くにして見るから、逆に目が悪くなってしまう可能性もあるんじゃ。
まぁ、仮性近視で目を良くできるかチャレンジしてみたいなら、平行法で見ることじゃな。
まとめ
- 立体視とは立体的に物を見る目の力のこと
- 仮性近視なら立体視で目を良くすることができる可能性がある
- 目を良くするトレーニングには平行法を使う
立体視で目を良くできるかは人によるんだね。
視力回復までいかなくても、目の周りの筋肉がほぐれるから目の疲れに効果があるという人もいるみたい。