博士~。仕事上すごく目が疲れるんだ~。何か良い回復法とかってないかな?
このままだと余計目が悪くなりそうだよ~。
そんなに目を使っているのかい?
確かに疲れ目は放おっておくと、視力低下の原因になる。
また、目に影響を及ぼすだけでなく肩こりや首こり、全身のだるさを引き起こすこともあるし、ひどくなると吐き気をもよおすこともあるんじゃ。
毎日のケアで回復させるしかないのぉ。
目を温めるとか、冷やすと良いようなことは聞いたことがあるんだけど、具体的にはどんな方法が効果的なの?
詳しく教えて博士~!
仕事でパソコンを使う人は要注意!疲れ目は近視だけでなく体の不調にも
目をたくさん使う人は、肩こりのように目のピントを調整する毛様体筋がこってしまいます。
これが目の疲れとして現れ、目がかすんだり、充血したり、ショボショボしたり、目に痛みを感じたり、一時的な視力低下など、疲れ目の原因となってしまうのです。
特に仕事でパソコンを使う人は、画面を見ている時間が長いため目の疲れがたまりやすく、ブルーライトの光で一層疲れ目をまねいています。
さらに、集中して作業をおこなっているため、まばたきの回数が減ってドライアイの原因にもなり、より疲れ目をひどくさせます。
疲れ目が続くと、目の疲れがとれない状態(眼精疲労)となり、近視や乱視にもつながってしまうのです。
また、肩こりや首こり、全身の倦怠感、吐き気、めまいなど、目以外の不調にもつながることがあります。
そのため、疲れ目は放置せずその日のうちに回復できるように、毎日ケアをしたり、生活習慣を見直すなどの対策が必要です。
疲れ目が改善したら、肩コリや首コリも良くなった!という人は結構多いんじゃ。
疲れ目の回復法
目のショボショボには温パックやシャワーで目を温める
目のショボショボは、目の血管が血行不良になってしまったためにおこります。
目を閉じて、蒸しタオルなどで目をおおい、温めて血行を良くしてあげましょう。
蒸しタオルは、濡らして絞ったタオルを電子レンジで1分弱かければ簡単に作ることができますよ。
また、お風呂で疲れ目を回復する方法もあります。
- 目をつぶって、目の周りに42度のシャワーを圧力よわめで、6分間あてる
- からだ全体が温まるまで、湯船にゆっくりつかる
- 首筋から肩にかけて、熱めのシャワーを圧力を強くしてかける
目を温めるとリラックス効果もあるので、寝る前にやるのがオススメです。
充血した疲れ目には冷パック
目が充血している時は、目が炎症をおこしている状態です。
そういう時は、冷たいタオルなどで目を冷やし、炎症をおさえてあげましょう。
保冷剤をタオルで包んだものや、氷水で濡らし絞ったタオルなどでも良いでしょう。
予め、冷蔵庫で濡らして絞ったタオルを準備しておくのも良いですね。
疲れ目回復!目のストレッチ
パソコンやスマホで作業をすると、同じ場所ばかりを見続けてしまいがちです。
大きく目を動かしてあげることによって、目の中の毛様体筋をほぐしてあげましょう。
- 目をギューっとつぶってから、パッと目をあける
- 顔を動かさないようにして、目だけで上、右、下、左とぐるっと大きく見る
目のストレッチは老眼の防止にもなりますので。気がついた時にぜひ取り入れてみてください。
疲れ目全般に目のツボ
ツボ押しは、通勤途中や外出先でも気軽にできる疲れ目の回復法です。
目の周りのツボを刺激して、コリかたまった目の周りの筋肉をほぐしてあげましょう。
血行も良くなり、視界がスッキリしますよ。
目のツボはいくつか種類がありますが。目頭の少し上あたりを鼻筋を挟むようにして押してあげるだけで効果があります。
ツボ押しは眼球を傷つけないように十分注意して、痛気持ちいい程度のチカラで留めておきましょう。
詳しくは視力回復のツボおすすめ3選を参考にしてください。
肩回しで肩こりや首こりも回復
目が疲れたと感じる時には、肩や首もこっているという状況の人は多いはず。
肩や首をマッサージしたり、ストレッチをして肩や首のコリもほぐしてあげましょう。
簡単にほぐすなら肩回しが効果的です。
- 肩に指先を乗せる形で両肘を曲げる
- 肘で円を描くように、外側に5回、内側に5回肩をまわす
トイレに行く時などにやる習慣をつけると、ほぐすクセがついて肩こりや首こりがなりにくくなりますよ。
どんな疲れ目の症状がでているかに合わせて使い分けるのが良いじゃろう。
目が充血している時は、温めると悪化することもあるから控えよう。
疲れ目に効果的な栄養素や食べ物
毎日の食事でも、疲れ目の予防や回復の手助けをすることができます。
ビタミンA
ドライアイなど、目の乾燥が疲れ目をすすめてしまっている方にはビタミンAを含む食べ物が効果的です。
涙の生成を助け、目に潤いをあたえるサポートをしてくれます。
- ブロッコリー、カボチャ、ウナギ、レバー、にんじんなど
ビタミンB1
目の周りの筋肉をほぐし、疲れ目の予防や回復に効果的です。
- 豚肉、うなぎ、玄米、大豆。ごま、そば、にんにくなど
ビタミンC
強い抗酸化作用で、目の疲れや充血を防ぎ、目をリフレッシュさせてくれます。
- イチゴ、キウイ、ブロッコリー、カリフラワー、ほうれん草、キャベツなど
アスタキサンチン
アスタキサンチンにも強い抗酸化作用があり、目の血行を良くして疲労分質をすばやく流してくれる働きがあります。
- サケ、いくら、カニなど
アントシアニン
特に目のかすみや一時的な視力低下の改善に良いとされています。
ブルーライトのダメージを防ぐ働きもあるため、パソコンやスマホでの疲れ目が気になる人には特にとって欲しい栄養素です。
- ブルーベリー、ビルベリー、カシス、ブドウ、ナス、紫キャベツ、黒豆など
ルテイン
ルテインにもブルーライトのダメージを防いでくれる効果があり、そういった強い光から発生する活性酸素を除去してくれる働きがあります。
老眼予防や眼病予防にも効果的な成分です。
- ほうれん草 、ケール 、キャベツ 、レタス 、ブロッコリーなど
どれか一つの栄養素をとるのではなく、合わせてとることで効果がでたり、倍増する栄養素もある。
バランス良く摂取することが疲れ目を良くするのに大切なことじゃ。
疲れ目予防や回復にはグッズも効果的
必要に応じてアイケアグッズを使うことも、疲れ目の予防や回復に効果があります。
こういったグッズは、どの症状を改善させたいかを考えて選ぶのが良いでしょう。
ブルーライト用ネガネやフィルム
パソコンやスマホを使う人は、ブルーライトを軽減するグッズを使うのが効果的です。
ブルーライト用メガネの中には、最大50%ものブルーライトを軽減してくれるものもあります。
メガネが負担になる人は、画面に直接貼るフィルムを使ってブルーライトの軽減をはかるのも良いでしょう。
目薬
目が乾燥した時など、手軽に目を潤すことができる目薬。
種類は様々ですが、疲れ目に効く成分には目のピントを調整するメチル硫酸ネオスチグミン、新陳代謝を高めるL-アスパラギン酸カリウム、目の疲れを回復させるビタミンB12などがあります。
ドライアイの人は、防腐剤が目に残ってしまう可能性があるため、防腐剤の入っていないものを選びましょう。
アイマスク
最近は目を温めたり、冷やしたりするためのアイマスクを市販でも買うことができます。
香りつきのものもあるので、自分の好きな香りを選べばリラックス効果も高まります。
サプリメント
疲れ目の予防や回復の効果が期待できるサプリメントもあります。
栄養素は単体ではなく、複数をあわせてとることによってより効果を発揮します。
疲れ目の予防や回復には、アントシアニン、アスタキサンチン、ビタミン群などが合わせて含まれているものを選びましょう。
さらにルテインの含まれるものを選べば老眼や眼病予防が期待でき、カシスアントシアニンが含まれるものを選べば近視改善の効果も期待できます。
ブルーライト軽減メガネや目薬は私も持ってる~!サプリメントはどれが良いのかな?
疲れ目にはアントシアニンやルテイン、アスタキサンチンに加え、ビタミン群など15種類の有効成分がバランス良く入っているみやびのビルベリープレミアムαが良いじゃろう。
疲れ目の予防には環境作りも大切
正しい姿勢で
猫背や寝ながらのパソコンやスマホを操作したり、本を読む行為は、疲れ目の原因になります。
姿勢が悪いと血行不良をおこしたり。画面との距離が近くなってしまったり、片方の目ばかりに負担がかかってしまいます。
近視や乱視の原因にもなりますので、正しい姿勢を意識しましょう。
手元の明かりは十分に
パソコンやスマホを操作する場合、部屋よりも画面の方が明るいと目の負担になってしまいます。
本を読む時も、光が少ないとピントをあわせにくくなり、目の負担が増えてしまいます。
疲れ目を防ぐためにも、十分に手元や対象物が明るくなるように照明をおきましょう。
なるべく画面から離れて
パソコンやスマホの画面が近いと、近くにピントを合わせる状態が続き、疲れ目の原因となります。
パソコンからは50cm以上、スマホや本からは30cm以上を目安に距離をとって見るようにしましょう。
適度に休憩を
疲れ目の回復には、何より目を休めてあげることが一番大切です。
少なくとも1時間に1回くらいは、画面から目を離して目を休ませてあげましょう。
この休憩タイムに、目のストレッチをしたりツボを押したりするのも良いでしょう。
十分な睡眠を
目に休憩を与えてあげても。やはり起きている間は目は働きっぱなしです。
夜更かしを避けて、お風呂にゆっくりと浸かり、リラックスした状態で十分な睡眠をとる。
これがもしかすると一番効果的で簡単な疲れ目の回復法かもしれません。
やっぱりよく寝ることは、目にも良いことなんだね~。
睡眠時間というよりも質を重視した方が良いぞ。
寝る前にはリラックスできる状態を作り、遅くとも24時までには寝て、深い眠りにつけるようにすることじゃ。
まとめ
- 疲れ目は目の不調だけでなく、体の不調にもつながる
- 疲れ目の回復には、症状別に温冷したり、目のストレッチ、ツボ押しが効果的
- 食べ物や生活習慣でも疲れ目の予防や回復はできる
- 必要に応じて、グッズやサプリメントを使うことも効果的
ん~、考えてみたら最近肩こりが酷かったり体調が悪いのは、全部疲れ目からきてるのかも!
もしかしたら、最近太ってきたのも・・・
それは関係ないから安心して良いぞ。
疲れ目で症状を悪化させないためには、なるべくその日のうちに回復させてあげるのが良い。
目を良くするだけじゃなく、体の調子も良くなるはずじゃ。