博士~!急激に視力が低下する原因って何なのかな?友達が最近視力が落ちたみたいなんだ。
何か対策もあったら教えて~。
それは大変じゃ。視力の低下を放おっておくと、そのままどんどん悪くなっていくことおもあるからのぉ。
今回は急激な視力低下の原因と対策について考えていこうかのぉ。
急激な視力低下の3つの原因とは?
原因もわからず、急激に視力が低下するとい事態はとっても怖いですよね。
しかし、急劇な視力低下の原因は目の病気だけじゃなく、環境的な要因やストレスによるものも多いのです。
まずは急激な視力低下をまねく、3つの原因を紹介します。
1. テレビやパソコン、スマートフォンなどの画面の見すぎ
現代は仕事でパソコンを使い、プライベートではスマホやタブレットなどを使うのが当たり前の時代となりました。
しかし、これが目を使い続ける原因となってしまい、多くの人の視力低下の原因となっています。
目を休める時間が減ったために、目の疲れがたまり続け、目の筋肉がコリかたまり、目のかすみや急激な視力低下の原因にもなってしまうのです。
さらに、猫背だと目への影響は余計に大きくなります。
姿勢が悪いことで血行不良をまねき目の疲れがとれにくくなったり、猫背でパソコンやスマホを操作するとどうしても目の距離が端末から近くなるために、目の中のピントをコントロールする毛様体筋が緊張して、目の疲れがさらにたまってしまう原因となるのです。
画面から発するブルーライトなどの光も、目の疲れをまねく原因となります。
結果的にどんどん目の疲れがたまるのに、目の疲労回復が追いつかず、視力低下の原因となってしまうのです。
さらには、スマホなどへの熱中はまばたきの回数を極端に減らしてしまうため、ドライアイの原因にもなります。
ドライアイは、目が乾燥するだけでなく、目に必要な栄養分の補給や目の修復の妨げにもなります。
2. ストレス
病は気からというように、ストレスが原因の不調は多いです。
目にも影響を及ぼすことがわかっており、眼球や視神経自体に異常がなくても、脳にかかるストレスが原因で視力低下をまねくことがあります。
特に脳が未発達な子供はストレスの影響を受けやすく、環境の変化や人間関係、受験など、ささいな原因から視力が急激に低下することもあります。
大人の場合はストレス自体で、急激に視力低下まですることはほとんどないものの、視野が狭くなったり、まばたきの回数が減って目が乾燥してしまうことがあります。
3. 病気や損傷
急激な視力低下を引き起こすことのある病気については、白内障、緑内障、網膜剥離、水晶体偏位、硝子体出血、視神経炎などがあります。
白内障(はくないしょう)
視野全体が白くかすんで見え、二重や三重に見える、まぶしく感じるなどの症状があり、視力低下があらわれる。
緑内障(りょくないしょう)
目の痛みや充血、頭痛、視力低下、視野が狭くなるなどの症状があらわれる。
網膜剥離(もうまくはくり)
視野の欠損、視力低下があらわれる。前症状として、光が走るように見えたり、目の前を小さな浮遊物が飛んでいるように見えたりすることがある。
水晶体偏位(すいしょうたいへんい)
物が二重に見えたり、視力低下があらわれる。
硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)
出血により、小さな浮遊物飛んでいるように見えたり、「墨を流したような影」のようなものが見えます。出血が大量になると目のかすみや視力低下があらわれます。
視神経炎(ししんけいえん)
急激な視力低下から始まり、目の奥が痛むなどの症状があらわれます。
目の病気が原因?と思ったら早めに病院へ
一般に目の病気は高齢になってから発症することが多く、緑内障は40代、白内障は60代から発症しやすくなると言われています。
しかし、最近は若い人でも糖尿病になる人が多く、糖尿病の合併症として視力低下が現れることもあるので注意が必要です。
また、眼球への打撃などの損傷も、視力が低下する原因となります。
特に下記の当てはまる人は、すぐに病院へ行くことをオススメします。
- 黒い点やかすみがある
- 視野が狭くなる
- 色の違いがはっきりしない
- 最近目にゴミが入ったり、目をぶつけたりした
- 急激な視力低下の前に赤いものが見えていた
- 急激な視力低下以外にも別の症状をともなう(目の痛みや充血、頭痛、嘔吐、頭痛、めまい、耳鳴りなど)
- 原因がわからず視力が低下し続けている
急激な視力低下には、目の病気以外に脳出血や脳梗塞など、他の病気が原因となっている場合もあります。
また、これらの目の病気は失明につながる恐れもあります。
早く受診することがその後の経過を左右しますので、安易に自己判断せず、早めに受診するようにしましょう。
私も猫背になってるかも!気をつけないとなぁ~。
昔に比べるとパソコンやスマートフォンの普及で便利にはなったが、視力が低下しやすい環境になっているのかもしれんのぉ。
急激な視力低下の原因別の対策
ここでは上記の原因をもとに、急激な視力低下の対策を紹介します。
テレビやパソコン、スマートフォンなどの画面の見すぎには
なるべく目を休める時間をつくることがもっとも効果的な対策です。
パソコンを使った仕事中には、1時間ごとに1分間ほど目を閉じるなど、意識的に目を休めるようにしましょう。
また、家に帰った後は、テレビを見る時間やスマホを使う時間を減らして、音楽を聞いたりお風呂にゆっくり入って休むのも良いでしょう。
ストレスが原因の場合には
ストレスが原因の急激な視力低下は一時的なもので、ストレスを発散・解消することで回復することがほとんどです。
対策としては、体を動かしたり、美味しいものを食べたり、好きなことをしてストレスを溜め込まないようにしましょう。
子供の場合は、急激な環境の変化が起きないよう、気を配ってあげることも大切です。
病気が原因の場合には
病気が原因の場合には、まず病院に行って医師の指示をあおぐことが大切です。
治療は内服や点眼液など以外に、手術やレーザー、ステロイド注射などがあります。
片目だけ急激に視力低下した時には?
急激な視力低下を片目だけ感じる場合には、ここまで紹介した原因に加え下記の原因が考えられます。
片目だけ急激に視力低下する原因
片目だけ急激に視力が低下する原因の多くは、片目だけに目の負担がかかってしまっていたことです。
- 斜めにテレビやパソコンを見ていた
- 寝ながらテレビを見たり、本を読んだりしていた
- 肘をついて本を読んでいた
これらの行動は片目だけに目の疲れが溜まってしまうので、片目だけ急激に視力低下する原因となります。
上記に特に思い当たるところがなければ、カラーコンタクトにより目にキズがついた、メガネが合っていない、目の病気なども原因として考えられます。
片目だけ急激に視力低下した時の対策
体の左右のバランスを崩すような行為や、片目だけ使っているな、という思い当たる行動があるなら、まずはそれを控えるようにしましょう。
一時的な目の疲れによるものなら、十分な睡眠をとって目を休めれば視力が回復する可能性があります。
思い当たることがない、行動を改めても視力が戻らない場合や急激に低下し続けている場合は、眼科で見てもらいましょう。
急激な視力低下対策には日頃の心がけも大事
上記の対策以外にも、日頃から規則正しい生活をおくり、栄養バランスの整った食事をとることが、急激な視力低下の予防や回復につながります。
睡眠時間は十分に確保して、目を休めるようにしましょう。
眠れない時でも、目を閉じるだけでも目の疲れは緩和されます。
目を良くするといわれる栄養素はアントシアニンやビタミンA・C・E、ルテイン、ポリフェノール、アスタキサンチンなどがあり、これらを積極的に食事に取り入れると良いでしょう。
アントシアニンといえば「ブルーベリー」が有名だが、効率よくとるならブルーベリーの約3倍アントシアニンが含まれている「ビルベリー」がオススメじゃ。
これらの栄養素が全て入っているサプリとしては、みやびのビルベリープレミアムαがある。
まとめ
- 急激な視力低下の原因は、液晶画面の見すぎ、ストレス、病気など
- 急激な視力低下の対策には、目を休め、規則正しい生活と栄養をとること
- 目を良くする栄養素はアントシアニンやビタミンA・C・E、ルテイン、ポリフェノール、アスタキサンチンなど
- 原因が思い当たらず急激な視力低下が続いている場合はすぐに病院へ行く
急激な視力低下は不安になると思うが、ただの目の疲れやストレスが原因の場合も多いんじゃよ。
しかし放おっておくと、どんどん視力が低下していく可能性もある。
一生付き合う目だから、早め早めの対策がオススメじゃ。